以前もこのブログ(6月25日付)でご紹介しました、海辺の漂着物調査(夏調査)を行ないました。
これは、環日本海環境協力センター(NPEC)の委託を受けて行なうもので、年4回行なうことになっています。今回はその2回目で、調査地点は前回と同じ児島下津井沖の釜島の海岸です。一般の参加者もあり、今回は5名での調査となりました(今回もマスコミが2社来ており、総人数では9名でした)。

児島大畠漁港を出港し、釜島の桟橋を渡って最初の感想は、「以前よりゴミが増えている!」
前回も確かに結構なゴミがありましたが、今回は砂浜と草木が生えている際のところに非常にたくさんのゴミが溜まっていました。漁業者の方に伺うと、今年は大畠で海の日にイベントがあったということで、毎年行なわれている海岸のクリーンアップを行なわなかったそうです。そのためもあって、ゴミが増えているのかもしれませんが、明らかにレジャー客が放置して行ったと考えられるゴミも結構ありました。

調査は、この海岸の平均的な状態であると考えられる区域を10m×10mで2区画設定し、ロープを張ってその中に散乱しているゴミを集めました。そしてそれらを分類表に基づいて分類し、それぞれの個数と重量を計測しました。結果としては、200平方メートルの区画内で個数で335個、重量は約5.2kgのゴミを回収しました。

今回も、やはり数が多かったのは、プラスチック系のゴミとタバコのフィルターでした。また、BBQコンロの箱やトウモロコシの燃えカスが固められたものもありました。

やはり陸域から発生し、漂着したものが大半だと思いますが、明らかに海岸で直接投棄したと考えられるものもあり、レジャー客も含めた市民への啓発の必要性を改めて感じました。

本調査は、今年度は、あと2回開催予定です。またブログ等でご案内をしようと思いますので、関心のある方は、ぜひご参加ください。
しわく