11月24日(土)、倉敷市黒崎沖で「『倉敷の海』を見に行こう!―漁業体験と海底ゴミ調査ツアー―」を開催しました。このイベントは、昨年度に引き続き、平成19年度「ひと、輝くまち 倉敷。」市民企画提案事業の一環として開催しました。参加者は20名(内小学生5名)でした。
本事業では、倉敷の海を実際に見て、体験することで、現在の環境問題に対する認識を深めてもらうとともに、第1次産業、地産地消などについても学んでいただくことを目的に開催しています。

当日は、黒崎漁協の協力により、小型底曳網漁船2隻に分乗し、3回網を入れて曳きました。上げられた網が開かれるたびに、その中に入っている魚介類に歓声を上げながら、大人も子どもも喜んでそれらをより分けていました。主に獲れたのは、タコやシャコ、エビ、カニ、ゲタ、ナマコなどでした。それと同時に網からは、空き缶やポリ袋といった日常生活に関連するゴミが多く出てきて、参加者からは、漁業体験を楽しむと同時に「ゴミが多いことに驚いた。」、「なぜ家庭ゴミが海にあるのか不思議に思った」といった感想を述べていました。

家族連れでの参加が多かったことで、将来を担う子どもたちにも、海の現状について知ってもらう良い機会になったのではないかと思います。