現在、国土交通省の「まちづくり交付金」を活用して、地域主導のまちづくりを進めるための「水島地区都市再生整備計画」づくりが進んでいます。

その一環として行われているのが、「水島地区まちづくりワークショップ」。
早いもので、もう4回目。いよいよ終盤を迎え、山場ともいえる今回のワークショップ。12月8日(土)14:00から約2時間30分、ライフパーク倉敷で開催されました。

このワークショップと市民アンケート(11月に実施)と企業へのヒアリングと行政課題(行政側で常日頃から課題だと思っていること)を足し合わせて計画の素案をつくる予定になっています。

参加者は16〜17名。第1回は40〜50人くらい参加されていたと思いますので、ずいぶん少なくなって寂しくなりつつありますが、お子さん連れの若いお母さん方が毎回参加されていて、お子さんが会場にいて、和やかな雰囲気でした。この世代の意見は今後の水島のまちづくりにとって重要だと思いますので、毎回参加されていることをうれしく思っております。

さて、今回のワークショップですが、テーマは「みんなの目標」「事業案の元」。

これまで、水島の宝物マップをつくったり、それを実際にバスで見に行ったり、目指すまちの姿を考え、それを実現するための事業アイデアを考えたりしましたが、今回は参加者で計画の目標を考え、事業アイデアを具体化して事業案を参加者それぞれが作成しました。

それから2つ宿題が出ました。参加されていない方も次回(2008年1月26日(土))までにぜひやって参加しましょう。

なにわだ(第5回までの間にできれば「水島のまちづくり」懇談会を開催したいと思っています。内容、日時や場所等が決まりましたらご案内します。)

以下はワークショップの記録です。時系列に並べています。

■作業の前に、上位計画と市民ニーズのポイントについての解説がありました。

上位計画とは、都市計画マスタープラン(素案)や倉敷第五次総合計画後期基本計画など。
ファシリテーターから、この中で水島のまちづくりに関する部分についての説明がありました。

また、各種アンケート調査の結果から水島のまちづくりに関する市民のニーズについての解説がありました。
都市計画マスタープランの作成時に行った調査では、公共交通、駅周辺や商店街の活性化、ユニバーサルデザインなどにニーズがあることが示されました。今回の都市再生整備計画づくりにおけるアンケート調査では、中心市街地活性化、環境問題、住環境などに対するニーズが多く、環境問題や公共交通、商店街の活性化などがまちづくりにおいて重要視されていることが明らかになったことが示されました。

■上位計画と市民ニーズの解説を受けて、グループでまちづくりのテーマ(目標)を考えました。

前回、目指すまちの姿をそれぞれが考えましたが、方向が似かよっている人でグループをつくりました。
5つのグループができましたが、それぞれのグループで目指すまちをつくるために必要な事業アイデアを出し合いました。

それを整理しながら、先ほどの解説を考慮しながら、まちづくりのテーマを考え、発表しました。

■まちづくりの目標を考えました。

それぞれのグループの発表を受けて、今後の水島のまちづくりに関するキーワードが抜き出されました。

キーワード:「公共交通」、「歩いてくらせる」、「産業・商業」、「定住」など…。

これらのキーワードに参加者で投票しました。

このキーワードを組み合わせて、計画の大目標を考えると思いきや、大目標を考えるのは今回の宿題。
宿題をやって次回持ち寄ることに。20文字程度の作文により大目標を示すそうです。

ちなみに、

倉敷地区:未来への贈り物〜「ひと、輝くまち 倉敷。」
児島地区:魅力再生! 潮風に抱かれた快適交流都市・児島
玉島地区:きれいな水辺空間と歴史を誇る心豊かな玉島

今回参加されていなかった方もぜひ20文字作文を考えて、次回(2008年1月26日(土))に参加しましょう!
キーワードは、次号の「水島まちづくり新聞」などに掲載されると思いますので、ご参考に。

■事業アイデアをつくりました

「市民提案事業アイデアシート」なるものがあり、参加者それぞれが記入しました。個人ワークです。
シートに、事業名、内容、成果目標、担い手などを記入しました。

それを机の上に並べて、うろうろ。他の人のシートに質問や意見や提案をポストイットに書いて貼りこみました。
その意見などを参考に、個人で深めてシートを完成させることも今回の宿題となりました。
ワークショップはここまで。

シートは1枚に1事業です。
今回参加されていなかった方でもいろんなアイデアをお持ちかと思います。ぜひ、書いて次回持ち寄りましょう!

詳しくは担当のまちづくり推進課(086−426−3025)にお問い合わせください。

最後に、ワークショップや企業ヒアリングなどによりつくられた計画の素案についての意見交換会が、素案ができた時点で開かれることになりました。

ワークショップで出した意見が計画の素案ではどうなっているのか?
アンケートに答えたけど、どういう形で使われたの?
行政課題って一体どんなもの?
いろいろと気になるところまりますね。開催時期はまだ未定です。

次回はいよいよ最終回。

持ち寄った「大目標」の案と「事業アイデア」の案が一体どういう形でまとめられていくのでしょうか!?
楽しみですね。ぜひ、大目標20文字を考えて、事業アイデアを書いて次回参加しましょう!!