5月16日に『ニシナフードバスケット倉敷中畝店』が、地域の人に一足先にお披露目ということで、オープンを翌日に控えプレオープンしました。

明治33年、初代仁科喜惣治氏が中畝に創業した万(よろず)屋「浜中屋」が、『ニシナ』の出発点です。
戦後、水島商店街(東常磐町)に、三つあった三菱の売店の一つを譲り受ける形で移転しました。

その後、食品スーパー事業に重点を置き、倉敷・岡山を中心とする県南地域に36店舗のスーパーマーケット、専門店を持つ、県下有数のチェーンストアに成長しました。近年、流通業界では価格破壊が進むとともに、県内外の流通資本による出店が相次ぐ中、『ニシナ』は地域に根ざした店づくりを行っており、各地でフードバスケットという新しいコンセプトショップを展開しています。

そして、この度、創業から100年以上経って、この中畝に戻ってきたというわけです。

フードバスケットは地域に根ざした店づくりということで、中畝店では倉敷で生産された安心・安全な野菜、下津井、寄島、牛窓で揚がった新鮮な魚介類を販売しています。

水島でも県内外の流通資本による出店が相次いでおり、競争は激化しており、特徴ある店づくりが求められているようです。
水島生まれの『ニシナ』。今後も水島に根ざし、地域内での循環を進めてもらいたいですね。

難波田(プレオープンに行きましたが、地元の人だけにオープン記念品の券が配布されていたようで、それをうらやましく見ながら、巻き寿司を3本買って帰りました。)