「住めば都というけれど、より住みやすい都にするために」という台詞さすがですねぇ、大谷さんっ

ということで、今日のエコらぼmondayは、先週お知らせした「水島地区まちづくりワークショップ」(主催:倉敷市)の参加申込みの締切日がのびて28日になった話題からはじめましたが、メインの話題はこちら。

「エコロジカル・フットプリントと私たちの暮らし」のご案内です。
水島のワークショップと同じ日に開催されるのですが・・・。

「エコロジカルフットプリント」という言葉を知っていますか?

環境省が2006年4月にだした、第3次環境基本計画の中にも、計画の効率的な実施のための指標として、このエコロジカルフットプリントについて触れていますし、国土交通省も、「新全国総合開発計画推進調査」の1つとして、エコロジカルフットプリントに関する調査をしています。
国内外で、注目されているものです。

さて、ではこの「エコロジカルフットプリント」とは何か?

「どれほど人間が自然環境に依存しているかをわかりやすく伝える指標であり、ツールである」といわれています。
もっと簡単にいうと
「私たちは”自然”をどれだけ利用しているのか」「その利用量は、実際に地球上に存在する”自然”の量と比べて大きいのか小さいのか」といったことを論じていけるものです。

その出し方は「ある集団が消費するすべての財を生産し、その集団が排出するすべての廃棄物を吸収しょりするために持続的に必要とされる土地面積と水域面積を計算して得られる。」と書かれていますが(うーん、ムズカシイ)、われわれの活動をすべて、面積に換算してみるという考え方のようです。

フットプリントというのは、「足形」という意味ですから、どれくらい、地球を踏んでいるのか?というイメージでしょうか。

では、どうやって、面積に換算するのか?

それはぜひ、今度おこなわれる講座で学んでみてください。
今回の講座は、この「エコロジカルフットプリント」という考え方を提唱したマティース・ワケナゲルさんやウィリアム・リースさんと一緒に研究し、初期段階から開発に関わっていた、和田喜彦先生(同志社大学)をお迎えして、講演会を開催します。

日本の第一人者である和田先生が岡山にいらっしゃって講演会をするというのは、なかなかない機会ですよ〜。

●日 時 2007年7月28日(土)13時30分〜16時
●会 場 岡山大学津島キャンパス
総合情報基盤センター演習室(付属図書館北東・工学部棟西側)
●岡山大学構内駐車可

●参加費 500円
●定 員 100名まで

●申 込 財団法人おかやま環境ネットワークまで
〒700-0026 岡山市奉還町一丁目7-7
TEL/FAX(086)256-2565
E-mail:kankyounet@okayama.coop

実際に自分のエコロジカルフットプリントを講座の中で簡単な方法でだいたいのところをだしていきますので、
住宅ののべ床面積、
毎月の電気、ガス・灯油使用量などがわかれば調べてきてください。

ちなみに、
日本人のエコロジカルフットプリントは、4.3haといわれていますが、これは、仮に世界中の人が日本人のようなくらしをしたら、地球が2.4個いるということになるようです。

世界中の人がアメリカ人のようなくらしをしたら、5.3個の地球が必要

地球は1つしかないですから、持続可能な未来をつくっていくためにも、暮らしぶりや経済活動など考えていかなければならないですし、そのための指標の1つとしてぜひ知っていて頂ければと思います。

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