■ん?はちきんって

金曜日の8時のゴールデンタイム?ミュージックステーションとか?
はちきれんばかりの筋肉?略してはちきん?

いやいや実は地鶏のブランド名なんです。
正式には「土佐はちきん地鶏」。

土佐九斤♂と大シャモ♀を交配させてできたのが、クキンシャモ。
そのクキンシャモ♂と白色プリマックス♀を交配させてできたのが、この「土佐はちきん地鶏」。

ややこしいですが、とにかく「土佐はちきん地鶏」はおじいさんの九斤よりも一回り小さいので八斤(はちきん)と名づけられたそうです。

なるほど。
また、「はちきん」は高知の方言で土佐(高知県)の女性を表現する言葉としてと、芯が強い、明朗活発で働き者、キレイでスッピン顔などの意味があるそうで、そういう意味も含まれています。

■何の話?

そうそうこれを食べましたよという報告です。
高知県大川村で食べました。

実は、10月18日から19日にかけて1泊2日で行われた大川村エコツアー(みずしま財団と大川村ふるさとむら公社の共催による)の夕食のときの焼肉で食べました。

弾力があり、脂っこくなく非常においしい地鶏でした。

といっても焼肉のメインはやはり牛です(僕的には)。大川村の黒牛。
あまりのやわらかさ、ジューシーさに目が覚めました。肉が溶けるという感覚を味わいました。

それにつける「謝肉祭」(大川村の秋の恒例行事の名前)というたれもおいしかったですね。
写真左がはちきん、その横が黒牛。焼く前なので「おいしそう」っていうのが伝わらなくてすいません。
地元の食材を使った焼肉はおいしかったです。いいツアーでした。

■食べてばっかり?

ツアーの正式名称は「早明浦ダムと共に生きる日本一人口の少ない村  高知県大川村を訪ねる旅 ブナの巨木に出会い、みどりのダムをつくるエコツアー」。

ブナの巨木をみるために登山をしたり、植樹をしたり、大川村についてのお話を聞いたり、コンニャクづくりを体験をしたりと非常におもしろい企画が詰まったツアーでした。

ブナの巨木には感激しました。樹齢は推定500年。命を感じました。
それを見に行く登山(大座礼山)がきつかったですね。でもそれだけ価値のあるものを見れてよかったです。大川村の方々がそれを守ろうとしておられることもよくわかりました。

コンニャクづくりは、普段一切キッチンに立たない私も、やってみると楽しかったですね。
素朴な味わいで、くせもなくおいしかったです。つるつると何個でも食べれます。

大川村は引き出し(魅力や資源、歴史や環境)がたくさんあって、それをうまく組みあせおられて、楽しみながら考えさせられる中身の濃いエコツアーでした。

現地で案内をしてくださったふるさと村公社の皆さん、どうもありがとうございました。

なにわだ(筋肉がはちきれんばかりの筋肉痛かと思いましたが、今回はあんまり筋肉痛にはならなかったですね。)