第52回八間川夏調査を、8月12日(日)に開催しました。
今回も、親子連れの方などのご参加があり、21名の調査隊となりました。
当日は、暑い時期ということもあり、前回より早い8:30からのスタートとなりました。
まず最初に、東川町公民館で簡単にスケジュールなどの説明をした後、倉敷市環境学習センターの岡本昌也氏に倉敷市の水質とCODパックテストの方法について解説をしていただきました。
岡本氏による解説のようす
その後、大根洗い場に移動し、そこで実際にCODパックテストをみんなで行いました。
結果は、農業排水路側の方が、工業廃水路側よりも少し悪かったです。
色見本を使ってCOD濃度をチェックする
水質調査の後は、生きもの観察で川に入りましたが、今回は、水草に藻のようなものが多く絡んでおり、またヘドロ状になっている所もあり、久しぶりに汚れている印象を受けました。
そんな中でも、エビやメダカがたくさん見つかり、またドンコも多かったです。
田賀先生による生きものの解説
流速調査の様子。ほとんど静止状態でした・・・
11:00過ぎには、東川町公民館に戻り、今回調査のまとめを行いました。
また、今回は、ゲスト講師として、今年の春から岡山理科大学に赴任してこられた中島経夫先生に以前おられた滋賀県で作成された「魚とりのたのしみかた」というリーフレットについてのご説明をしていただきました。
中島先生(中央)によるお話の様子
今回、参加者からは、魚がとれて楽しかったという感想とともに、久しぶりに八間川が汚れている感じがした、という感想もありました。
昨年の同時期の結果と比較すると流量が約1/7になっていたこともあり、最近雨が降っていなかったために水が澱んでいたことが要因かもしれません。
ただ、見つかった生きものは、昨年の29種類から26種類とそれほどは減っておらず、全体的に悪化しているというよりは、一時的なものではないかと考えられました。
また、今回は初めてサワガニが発見されました!
中島先生いわく、「この川でサワガニが見つかったり、ドンコが多かったりするのは、不思議だ」とのことでした。
次回は、来年の6月に開催の予定です。
ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした!
しわく