数日前には台風による大雨などがあり、天候が危ぶまれた第51回八間川調査も、6月24日(日)に無事天候に恵まれ、開催しました。
今回は、親子連れの方などが多く参加され、またお久しぶりの参加の方もおられ、総勢30名以上の調査隊でにぎやかに八間川調査を行いました。

まず最初に、東川町公民館で簡単にスケジュールなどの説明をした後、大根洗い場に移動しました。

水草もたくさん生えていて、魚もたくさんいそうな感じでした。
まずは、田賀先生に、魚の上手なとり方についてレクチャーをしていただき、皆さんわれこそはと勇んで川に入っていかれました。

田賀先生による魚のとり方講習

今回は種類は多く、29種類の生きものと4種類の水草(藻)が確認できました。メダカも多く見られ、まだ小さいものも多かったので、八間川で生まれたものかもしれません。その他に魚は、タナゴ、アブラボテ、ドンコなどが確認できました。
今回久しぶりに特定外来魚のオオクチバスも見つかり、今後の生態系がどうなるか、ちょっと心配です。

今回見つかった魚たち(オオクチバスの姿も)

 さらに、今回は、甲長20cmの大きなミシシッピアカミミガメも見つかりました。

大根洗い場での観察の後は、東川町公民館に戻り、今日のまとめを行いました。

今回参加された方の中には、地元の川が三方コンクリートの用水路になってしまい、そこを何とかしたいと仲間を集めて団体を立ち上げようと考えておられる方もいて、八間川調査が大変参考になったと喜んでおられました。
また、今回は岡山大学と倉敷芸術科学大学の学生さんが6名も参加してくれており、意外と魚がたくさんいたことに驚いたり、自分の研究との関わりからも、強い関心を持ってくれたようでした。今後も、継続的に関ってくれるとうれしいですね。

まとめの様子

 八間川調査、次回は、夏休みの8月12日(日)に開催の予定です。
今後は、調査に加えて、今後は八間川を生きものが棲みやすく、人々が憩えるような親水空間にするための取り組みを検討したいと考えていますので、ぜひご関心のある方に関わっていただき、いろいろな意見交換などができればと思っています。

ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした!

しわく

 

今回のオマケ
実は、終わった後に学生さんと片づけをしていると、1人が「大きなスッポンがいる!」ということで、先生方と学生さんとで大捕り物となりました。見事捕獲されたスッポンは、これまた全長が30cmオーバーという大物で、これぞ八間川の主では、といった貫禄でした。
さらに、子どものヌートリアまでゲット!
最終的には、元の川に戻しましたが、大の大人たちが子ども以上に大喜びしていました(笑)

捕獲されたヌートリアとスッポン

 しわく(スッポンを見て、食べることばかり考えてた自分が少し恥ずかしかったです(汗))