「第3回日中NGOシンポジウム -環境教育をめぐって」

(主催:日本国際協力機構 中国事務所、中国国際経済技術交流中心)

に参加して、分科会では報告をします。

 

ひきつづき、シンポジウム1日目の午前の部 後半の報告をします。

100名以上の参加がありました。

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午前の部 後半は

川嶋 直 氏(KEEP協会環境協会事業部シニアアドバイザー)のファシリテートのもとはじまりました。

まず、日本のワークショップで、よく使われる手法「旗揚げ」で参加者の意識調査。

「どこから来ましたか?」

北京市内 38名

華東地区(上海、安徽、江蘇を含む) 10人

華南地区(四川、雲南を含む)6人

その他中国国内 16人

日本 5名(本当は12人ぐらい)

「所属は?」「環境教育への関わり方は?」「今回の参加の動機は?」

「環境教育に携わってどのくらいですか?」「今回の主催者であるJICAは何を期待していると思いますか?」

といった問いに、参加者みな、わいわい言いながら、色紙をあげていました。

場がなごんだ後には、事例報告が3つありました。

・「子供環境教育活動について」 パナソニックチャイナ 環境推進部長 斉藤博幸氏

10年で100万人を目標に中国国内の事業所で環境教育をおこなうなど、中国への環境貢献におけるモデル企業となるべく行っている活動を紹介。

・「JICAの環境教育の取り組みとNGO支援事業」 JICA中国事務所 次長 岡田実 氏

中国におけるJICAの事業は、環境問題などの地球問題、改革・解放支援、相互理解の増進の3つの分野を中心に協力をおこなっており、それらの概要について説明。

・「JICA中国環境分野NGO調査」 北京NPI公益組織発展センター 黄鋰 氏

中国の草の根環境NGOへのアンケートや個別訪問などにより実態を調査した結果を報告。

一例をあげると、スタッフの人員構成は男女比が1:1。

報酬や福利厚生の額は低く、情熱や奉仕精神に頼って組織を維持しているの現状。情熱がさめたり、生活に問題が生じた場合、スタッフの流動性が大きくなる。

活動で最も多い分野は、環境宣伝教育、調査研究、生物多様性、水資源、生物多様性と農村コミュニティ。一方、環境環境や砂漠化が最もおろそかになっている。

など興味深い報告があった。

 

3つの報告の後、記念撮影をして、午前は終了。

昼食をはさんで、いよいよ、白神が報告する分科会がはじまります。