以前も本ブログでご紹介していました、「海岸ごみと海辺の生き物について考える観察会」を寄島三郎島海岸で開催しました。

2月に入って、少し暖かくなっていたのに、ぶり返してきた寒さの直撃を受け、前日夜は雪まで降っていましたが、開始時刻には雪も止み、無事開催することができました。

まず最初に、寄島三郎島海岸で、毎月海岸清掃活動をしている「みつやまクリーンクラブ」の方から活動の様子や、取り組みを継続することによって、海岸のゴミが減ってきていることなどをお話いただきました。
その後、全員で海岸を一往復してゴミを回収したのですが、その量は全部で約17kgもありました。
一見きれいに見える海岸も、小さな発泡スチロールの破片や空き缶などもかなりあり、それらの多くは日常生活と関わりのあるものだということを学ばれました。

回収したゴミの重さを量りました

その後、3つのグループに分かれて海辺の生きもの観察を行いました。
この時期なので、生き物はほとんどいないのではないかと思っていたのですが、意外にもカニやハゼの仲間、ヤドカリにエビなど、数は確かに少なかったですが、結構いろいろな種類の生きものを見つけることができました。
冬というと、冬眠のイメージがありますが、水温は大気の温度よりも暖かいということで、ほとんどの生き物は冬眠をしないということをはじめて知りました。

     生きもの観察の様子

風も強く、かなり寒い中での観察会でしたが、最後に寄島町漁協婦人部さんによる温かい海鮮汁を食べながらまとめをし、身も心も暖まった観察会でした。

しわく