2日目は、3つの分科会にわかれて報告・討議がおこなわれました。
その内の1つ、
第1分科会は「大気汚染の改善と被害者救済をめざして」 と題した分科会でした。
座長のお二人の進行のもと、4つの報告がありました。
座長:礒野弥生(東京経済大学 現代法学部 教授、日本環境会議副理事長)
永井進(法政大学 経済学部 教授、日本環境会議副理事長)
1つは、特別報告として
「アスベスト健康被害の全面救済を求めて」と題した報告が
古谷杉郎さん(石綿対策全国連絡会議事務局長)からありました。
前日の新聞に「研究者も中皮腫死」という大きな見出しが出ていましたが、
それも示しながら、アスベストの健康被害について報告をおこないました。
続いて、現在、大気汚染公害の新たな救済制度について、研究者を中心に議論が行われていますが、それに関連する内容として、3つの報告がありました。
報告1 大気汚染公害訴訟の到達点とPM2.5環境基準
西村隆雄(弁護士、全国公害弁護団連絡会議副幹事長)
報告2 大気汚染疫学の最新知見
頼藤貴志(岡山大学 大学院医歯薬学研究科 助教)
報告3 「新たな大気汚染公害被害者救済制度(仮称)」の考え方
吉村良一(立命館大学 大学院法務研究科 教授、日本環境会議理事)
午後からは、午前の報告をふまえて
「「新たな大気汚染公害被害者救済制度(仮称)」に向けて」と題したパネル討論がおこなわれました。
パネリスト 吉村良一(討論コーディネーター兼)
礒野弥生
尾崎寛直(東京経済大学 経済学部 准教授、日本環境会議理事)
渡邉知行(成蹊大学 法科大学院 教授)
除本理史(東京経済大学 経済学部 教授、日本環境会議常務理事)
会場からも、質問等が多くでており、活発な議論が行われていました。
まずは、第1分科会の概要まで。
つづきは、また。