2022年7月30日に行った「倉敷・水島の公害と福島原発事故  2つの公害をむすぶ シンポジウム」の様子を動画配信します。当日は、避難者の声をうまく配信できませんでしたが、動画に組み込みましたので、こちらでご覧いただければと存じます。

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2022年3月、福島原発事故により岡山県に避難を余儀なくされた人たちが起こした訴訟が、事実上の結審を迎えました。事故が起きてから11年が過ぎましたが、原発事故の被害者たちは事故の責任究明と救済を求めて、今も全国で裁判運動を続けています。

原発事故も大規模な公害事件です。今から約40年前、倉敷・水島の公害患者も訴訟を提起しました。水島など各地の大気汚染訴訟は、原発訴訟の先行ケースとしてその教訓が学ばれています。たとえば、原告にとどまらずすべての被害者を救済し、地域全体の回復と住みよいまちづくりをめざすという考え方は、福島原発事故でも訴訟の基本に据えられています。

倉敷・水島の公害と福島原発公害。この2つの経験を学び、互いに交流することで、暮らしや人権を守るために私たちは何をすればよいのか、考えたいと思います。

イベント概要
日時
2022年7月30日(土)13:30-16:00
会場
水島愛あいサロン コミュニティフロア(オンライン併用)
(地球環境基金助成事業)
主催
「2つの公害をむすぶ」講演会実行委員会(事務局:水島地域環境再生財団(みずしま財団))
内容
・「原発訴訟と国の責任」石田正也(福島原発岡山訴訟弁護団長、みずしま財団理事長)
・「原発事故の被害について」除本理史(大阪公立大学)
・福島原発事故で岡山県に避難された当事者、支援者(ほっと岡山)のお話
・みずしま財団からのお話