202291112日(日・月)の2日間、大阪公立大学の環境政策論ゼミ(除本理史ゼミ)の研修を受け入れました(学部生7人、大学院生1人)。

1日目は、岡山大学SDGsアンバサダーのみなさんと水島のツアーに。1884(明治17)年の大水害の慰霊碑である千人塚、三菱ケミカルなどの工場、水島唯一の日本遺産である板敷水門をまわり、亀島山にのぼってコンビナートを一望しました。その後、水島愛あいサロンで、水島を実際に見たイメージについて話し合うワークショップも実施。最後に、子ども食堂を運営する井上正貴さんのお話を聞いて、夕食をとりました。

2日目は、水島に観光案内板をつくるためのワークショップを開催。どこに設置したらよいかという提案を、地元の重鎮の方々からいただきました。当日、最終的に8か所が選定され、今後、大阪公立大学の学生さんたちが案内板をデザインしてくれることになっています。みずしま財団が事務局を務める「みずしま滞在型環境学習コンソーシアム」が、観光庁事業により、来年2月までに実際に案内板を水島に設置する予定です。

学生さんたちは美観地区の観光もしてから帰路についたようです。終了後の感想では、「高齢化により衰退している地域もあるが、そこに住む人々の熱量はまだまだ廃れておらず、水島は住民に愛された町であるということを今回の研修で強く感じた。現地に行かなければこういった気づきは無かったと思うので、それに気づけただけでも今回の研修には大きな意味があったように思う。」といった声が寄せられています。