11月23日(金・祝)、「瀬戸内海海ごみフォーラムinおかやま」を 開催しました。
当日は、県内外から、自治体職員や高校生、大学生、海の環境に関する活動を
行っている市民など79名の参加がありました。

本フォーラムは、海ごみ問題について、瀬戸内沿岸各県からの取り組み報告や、

パネル展示を通じて、みんなで本問題についての理解を深め、 連携した取り組みを
進めるきっかけとしていただくことを目的に、 岡山県の主催で開催されました。

司会・進行は、田淵泰子氏でした。

開会に当たり、岡山県環境文化部 片山誠一部長によるご挨拶がありました。

来賓あいさつとして、環境省中国四国地方環境事務所

牛場雅己所長から、 ご挨拶をいただきました。

まず、基調講演として、磯部作 放送大学客員教授に
「海ごみ問題の最近の状況と課題」と 題して、
国も含めた対策の現状、発生抑制に向けた具体的な提案など
について お話しいただきました。

そして、今年度豪雨災害による海域への流出物の影響から、今後予想される 南海トラフ巨大地震での海ごみの発生についても紹介され、対策の重要性を 改めて説明されました。

その後は、瀬戸内沿岸各地域での取り組み報告がありました。

報告① 特定非営利活動法人アーキペラゴ(香川県)
     谷光承氏

報告② 山口県 環境生活部 廃棄物・リサイクル対策課
     林武男氏

報告③ ビーチクリーンしまなみ(愛媛県)
     春木信二氏

報告④ 日生町漁業協同組合(備前市)
     天倉辰己氏

報告⑤ 山陽女子中・高等学校地歴部
最後に、質疑応答、意見交流がありました。

また、開会前にポスターセッションを行い、報告団体をはじめ、
各地での取り組みが紹介され、和やかな雰囲気での意見交流が 行われていました。
瀬戸内海における海ごみ対策では、内陸部も含めた発生抑制対策と、
沿岸各県の自治体や市民団体の連携が不可欠です。

本フォーラムが、その取り組みのきっかけとなり、今後 具体的な取り組みが進むよう、

当財団としても引き続き 取り組んでいきたいと思います。