てづくりせっけんのお話
先週、出張で大阪にある「あおぞら財団」に行ったときに、「てづくりせっけん」なるものをもらったんです。職員の趣味がこうじて、講座も開いているそうです。
※あおぞら財団とは・・・
公害地域の地域再生に取り組む財団法人で、今年4月、朝日新聞の「明日への環境賞」を受賞しました。
見かけは和菓子のような色合い・・。くれた人の話によると、「メイク落としもいらん」、「髪も洗える(シャンプーいらん)」っていうんです。
「まさかそこまで〜」、と思いつつ、その夜、お風呂で子どもたちと使ったら、すごく使い心地がよかったんです。
お肌しっとり、髪もぱさぱさしない・・・。
子どもってアトピー性皮膚炎があったり、アトピーでなくても乾燥しがち。うちの子も非常に乾燥しやすくて、乾燥するとかゆくて、掻くとひどくなる、となるのですが、このせっけんはなぜか潤うのでした。
ちょっとここで、せっけんの歴史をふりかえってみると・・・
★琵琶湖の運動
今からちょうど30年前の1977年5月に、琵琶湖で初めて赤潮発生!
水に負担の大きい廃食油を回収し、せっけんをつくり使うリサイクルせっけん運動が起こる。生協、労働団体、婦人会など多くの市民が参加しての県民的な運動
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1980(昭和55)年7月、有リン合成洗剤を禁止する不栄養化防止条例施行。「びわこ条例」
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全国的な動きになる、行政が率先して、「せっけん運動」を推進
<せっけんの危機>
★2001年1月8日付けの朝日新聞には、「せっけんも地球を汚す?合成洗剤とどちらがいいか」と題して特集記事
・合成洗剤が改良が進み、分解を想定した調査は、実験室データで見る限りせっけんと同じ。
・せっけんと一口にいっても「やし(パーム)」が原料の場合は熱帯の資源を多く使い、生態系に負担をかける。
・せっけんは洗浄力が少ないので、合成洗剤並みの洗いあがりを期待するならば量を使いすぎる!
以上のことから
「合成洗剤よりせっけんがいいとは言い切れない」→埼玉県は推進を取りやめている。
(滋賀県、岡山県、倉敷市では推進やめていない)
とはいうものの・・・・・
健康面からせっけんを選択している人もいると思います。
・私自身は合成洗剤の食器洗いを使うと手あれがひどい
・また、環境ホルモンなどまだわからない部分がある、といわれています
→龍谷大学理工学部教授(排水処理)による
<まとめ>
★成分を眺めてみる
使っている製品の成分を眺めてみる。関心を持ってみる。
★どう使うかな?
洗浄剤を使いすぎないために、
「食器についたソースや油などは拭いてから洗う」
「着たら洗うではなく、汚れたら洗うに」ぐらいはどうでしょう??
→今回もらったせっけんのつくりかたを見てみると、食品になる油を使っていました。
もったいなくって使いすぎることはありません・・・
てづくりせっけん、
ほっと気持ちがなごんだり・・
子どもの肌が潤ってうれしくなったり・・します。
せっけんづくりもしてみたい、いつか講師によんでみたいな〜と思います。
ふじわら